ゴールデンな出逢い
ゴールデンなウィークを過ごされましたか?(笑)
私のゴールデンな出逢いは、こちら。
いかがでしょうか、このフォルム・・・美しすぎます!
燭台作家・山岸勉さんの作品です。
高さは30cmほど、手に取ると金属のズシリとした確かな重さを感じさせてくれます。
そして、どういうわけか今の私の気持ちを汲んでくれている気持ちさえします。
どんなキャンドルがマッチするのか・・・まずは、想像をふくらませて楽しんでいます♪
出逢い、は毎日の暮らしを豊かにしてくれますよね。
人との出逢い、物との出逢い、
そして、今日のような五月晴れには、ハゴロモジャスミンの香りとの出逢いも格別です。
この燭台に出逢ったのは、札幌市内のカフェ『佐藤珈琲』さんでした。
雰囲気のとてもある店内の中央に、ひときわ大きな木製のテーブルがあり、
大きく生けられた枝物の足元に、いくつも無造作に並べられていた燭台のひとつでした。
遠目に眺めていて目が釘付けになり、少しずつ近づいて見てみました。
かなり独特のフォルムの燭台で、勇気を出さないと手に取れないほどの佇まい。
人を寄せ付けない、というわけではなく、むしろ優しい。
その優しさに、私自身が見合うのだろうか、と考えずにはいられないような不思議な存在感で、
そっと手に取って、重さや感触を確かめつつ、複雑な色味をさまざまな角度から見て、
そして、思い出したように元に戻し、小さく諦めました。
・・・どう見ても、販売のために置いてあるわけではないようで、
いくつかは、すでに燭台として使われている形跡なんですもの(涙)
でもね、旅行に際して、ひとつの教訓が私にはあるのです。
それは、二十歳の頃に訪れた韓国・ソウルで見つけた、カップ&ソーサーのこと。
キリッとしたエッジの地模様が美しい白磁で、おそらく若手の作家さんのものでした。
そして、残念なことに、その当時、学生だった私にとっては、少し高価。
悩みに悩んで、短い滞在中に何度も足を運んだ挙句、結局は諦めて帰国したのですが、
今でも、時おり、あのカップ&ソーサーを思い出すことがあるのです。
あれから、10年以上は過ぎているのに、です(苦笑)
自分の物欲、物に対する執着、というものの凄まじさを、改めて知る思いですが、
そんな気持ちになったとしても、あえて忘れようとしないでいる理由は、
この後悔には、汗蒸幕(ハンジュンマク)の容赦ない熱ささえも笑い合ってしまうような、
愉快な友達との珍道中を思い出させて、楽しい気持ちにしてくれるからに違いありません。
とはいえ、後悔というもの自体は気持ちの良い存在ではないこと、
そして、ゴールデン級のご縁というのは滅多に無いという経験則を踏まえ、
出逢ってしまったら、とくに旅先であればなおさら、自宅までお連れすることにしています。
もちろん、色々な意味で、お連れできる対象に限りますけれどね(笑)
そういうわけで、帰りがけにお店の方に、ご相談してみました。
すると、やはり多くの方のハートを射止めるそうで、受注販売のような対応をしてくださる気配。
それとなく知合いの名前を出しがてら、東京から来たことなどお伝えしてみました(姑息?!)ら、
特別に譲ってくださる、とのこと・・・ありがとうございます!!!
お店の方の気が変わらないうちに、急いで包んでいただきました♪
このようなラッキーに出逢うと、「日頃の行いが良いからよ♪」と考えることにしていますが、
今回に限っては、カフェから程近い北海道神宮の神さまの粋な御計らいに違いありません(笑)
私のことをお宮参りのころから守ってくださっている神さまですが、
その土地の神さまにご挨拶すると良い出逢いが多いような気がして、
私は、初めて訪れる旅先でも、まずは神社にご挨拶に行くようにしています♪