思い切り泣いたり笑ったり
近ごろ、一日おきくらいの勢いで、よく食べているもの。
ケンタッキーのサーモンフライサンド。
生だろうが火が通ってようが、干してあろうが燻してあろうが、
隙あらば鮭を食べているわたしにとって、季節限定の素敵ランチです♪
だからなのか、家族のなかで唯一北海道うまれのわたしは「熊」扱い。
うってかわって母はちっとも鮭を食べないのですが、
わたしがお腹にいるときだけは、鮭ばかり食べていたそうで、
「食べさせられていたのよ」と、何十年たっても言われます(苦笑)
で、サンドはセットがお得で、ドリンクを選ぶのですが、
ひさしぶりに、ジンジャーエールを飲んだ瞬間、
頭のなかを流れたのは、くるり「ばらの花」。
・・・まんまですけど(笑)
ジンジャーエール買って飲んだ、こんな味だったっけな~♪
あのくるりの切ない感じも好きなんですけれど、
あっこちゃんのバージョンを聴いてしまったら、
こちらもこちらで、透明感ゆえに心にしみてしまうんですよね。
前回もあっこちゃんのことを書いていましたが、
あっこちゃん→矢野顕子さん、のことですね。
高校生のときに「ひとつだけ」で心をつかまれまして、
それ以来、ずっと好きな天才のひとりです。
で、5月だったか、アルバム『飛ばしていくよ』の、
レコーディング・ライブを聴きに行ってきたのですが、
これがもう、なんというか、言葉にできない素晴らしさ。
だって、真剣に楽しむ、ということの見本のような方なんですもの。
そのとき、初めて聴いたのですが、
なんとなく、どこかで聴いたことのあるフレーズ、と思っていたら、
まさかの、オフコース「YES-YES-YES」じゃないですか!
でも、サビまでくるまで全然わかりませんでした、まるで別の曲!
今でこそ、誰も彼もがカバー曲を歌ってますけれど、
そもそも、彼女の場合、原曲とはまったくニュアンスが変化していて、
曲自体が枠から外れて、自由に浮遊しているような感じ。
こんな素敵な歌だったんだ、と改めて気づかされるんですよね。
そのライブでは、大好きな「さすらい」も歌ってくれまして。
奥田民生さんの原曲ももちろんゴキゲンですけれど、
あっこちゃんの「さすらい」は、ストレートに心に入ってきます。
どちらも、きっと本当の意味でさすらった人にしか出せない世界観なのでしょう。
ちょっと、このところ別れが続いていまして、
嬉しい別れ、もあるけれど、悲しい別れ、のほうがやっぱり多くて、
さすらおうが、さすらわなかろうが、別れはいつかやってくるし、
さすらいもしないで、このまま死なねぇぞ!と、改めて思います。
だからなのでしょうか。
風の先の終わりを見つけたり、雲の形をまにうけたり、
つまりは、思い切り泣いたり笑ったりしようか、なんて、
サーモンサンドをパクつきながら思ったりしています・・・冬眠前なのかしら??