「赤か、白か」問題
土用を待たずに、干してしまいました、先週の土曜に(笑)
だって、あまりに暑くて、梅干日和だったんですもの。
初めてのチャレンジにしては、とても美味しそうな出来♪
ときどきベランダに出ては、裏返したり、太陽の角度に合わせて移動させたり。
梅と塩(と赤紫蘇)だけで、梅干だけでなく梅酢やゆかりもできちゃうし、
こんなに楽しい作業が年に1回しかできないなんて、ちょっと残念なくらいです。
それにしても、梅干を作っている工程を、実際に見たこともなければ、
周囲に梅干作りの経験者もいない、という残念な環境だというのに、
図書館の本と、ネットの情報だけを頼りに、なんとか出来ちゃいましたが、
思えば、自分で手作りしている味噌だって、そんな風でしたっけ(苦笑)
で、自分で作ってみて初めて、「味噌って美味しいんだな」と感じました。
それは、手前味噌かもしれませんが、
梅干もそう感じます・・・実は苦手だったんです、だって酸っぱいんだもん(笑)
今も苦味は苦手ですが、同じく苦手だった「酸味」、これからは好きになれそうです♪
で、初めて挑戦する初心者のくせに、2種類の梅干を作ることになりまして。
最初は、白梅干だけを作る予定だったのですが、
作業を横目で見ていたパートナーが一言、「いつ赤くするの?」
・・・えっ?(絶句)
気を取り直して聞くところによると、
彼にとっての梅干は、「赤梅干」なんだそうだ。
20年近く付き合っているが、知らなんだ。
私にとっての「普通」と、彼にとっての「普通」が、こんな所でも違っていたわけです!
そりゃ、小さな違いをいちいち気にするほど子供ではありませんが、
ご飯のお供に、私はずっと白梅干を出してきたではありませんか、疑問にも思わず。
許容範囲にしても、言ってくれりゃいいじゃん(涙)
そんな「違い」、他にもあるかもしれませんよね・・・コミュニケーションって大事!
そんなわけで、急きょ赤紫蘇を入手し、指先を赤く染めながら、アク抜きを。
で、出来上がって恐る恐る味見してみると、
赤紫蘇の香りがとってもマッチして、赤梅干って美味しい!
ゆかりも出来ちゃうし、たまには言うとおりにしてもみるのも、いいかもしれません♪
明日はいよいよ土用、でもって、食べごろは半年後くらいでしょうか。
酸っぱいだけでなく塩辛い梅干、近ごろは敬遠されがちですが、
保存料などが添加されていない証拠、やっぱり安心も大切です。
「梅はその日の難逃れ」、夏の盛りの体調の崩しやすいときには、納得ですよ♪