キャンドルを楽しむコツ Ⅷ
いよいよ、キャンドルを楽しむコツの8回目、とりあえずの最終回です。
最後となる今回は、美しく楽しむコツをお伝えしたいと思います。
たとえば、キャンドルを灯していると、縁が溶けて蝋が流れ出すことがありますが、
前回の長く楽しむコツ以外に、考えられる原因が「芯の傾き」です。
キャンドルの芯はもともと直線ですが、燃焼中に自然とカーブがついてくることがあります。
蝋は本来、芯を中心に同心円状に溶けていくものですが、
この僅かなカーブや、風が当たることなどで、同心円が崩れ、楕円形なってしまいます。
そのままでも決して悪いというわけではありませんが、
ゆくゆくはキャンドル自体の変形や、蝋の無駄につながります。
ですから私は、芯がまっすぐになるようにサポートすることにしています。
サポートといっても、難しいことではありません。
芯の傾きを、軽く押し上げるような感じで起こして、まっすぐにするだけ(笑)
燃焼中は危険ですし、燃焼前は固い状態で折れやすくなっていますので、
必ず消化直後の芯が柔らかい状態のときに、燃えにくい素材のものを使用して起こしてください。
些細なことではありますが、
このような簡単なサポートをするかどうかで、燃焼時間がかなり違ってきます。
キャンドルを美しく楽しむための、ちょっとしたコツですから、
ぜひ、炎を楽しむ際には、芯の傾きにも注目してみてください♪