キャンドルを楽しむコツ Ⅶ
7回目は、長く楽しむコツをお伝えしたいと思います。
キャンドルといえば、もちろん炎を見つめる楽しみですから、
炎やキャンドル全体を眺めている方は多いと思いますが、
適切なアプローチをしているかと問われたら、答えに困るかもしれませんね。
より長く楽しみたいのなら、よくよくキャンドルを見つめ観察してみましょう。
そして、縁まで溶けるようできるだけ長く灯すこと、
蝋が溶けださないよう縁が薄くなる前に消火すること、を心がけてみてください。
実は、そうすることで、無駄なくキャンドルを灯すことができるのです。
炎を見つめていると、揺らいだり、スッと伸びやかになったりします。
そして、大きくなったり、小さくなったり・・・
一般的に、炎の大きさは2~3cmがベストと言われています。
炎が大きすぎるときは、煤が出る場合もありますので、
そのようなときには消火してから、鋏などで芯を5~10mmにカットしてみましょう。
炎が小さいときは、芯の周りに溶けた蝋が溜まりすぎているせいですので、
不要な紙などに吸わせるなどして、処分してください。
排水溝に詰まりますので、間違ってもシンクへは流さないでくださいね。
私は、うっかり溶けだしてしまった蝋は、そのままトレイの上で固めておいて、
炎が大きくなったときなどに、小さく割って加えたりしています。
芯の周りに溜まりすぎてしまった蝋も、不燃性の容器に流し入れて固めておいて、
ある程度たまったら、溶かしてリサイクルキャンドルとして再利用しています。
もちろんキャンドルは、ただ見つめているだけでも充分に楽しめる素材です。
けれど、ささいなことを心がけることで、より長く楽しめますから、
小さなメンテナンスを、どうぞお試しくださいませ。