デトックス効果!
この半年ほど心のなかに感じていたモヤモヤが、ようやく軽くなったので、
パートナーに「クサクサしてたのがさ~」と言った途端、
「ちょうど、俺もクサクサしててさ~」ということで、
パァ~っと美味しいゴハンを食べに行こうと話がまとまりました。
・・・ん?
ちょっと食い違ってる気はするけれど、
いつもこんな感じなので深く気にせず、そそくさと味ごよみ・恵良さんへ。
こちらに並べてくださったお料理、すべて山菜!
「クサクサ、には、草を」ということなのでしょうか(笑)
手前左から奥へ、
梅花藻(バイカモ)、二輪草、イタドリ、行者にんにく、蕨、蕨味噌&蕗味噌。
カウンター奥には、田芹。
盛り合わせは、筍、ユキノシタ、ノカンゾウ、蓬の白和え、などなど。
(ちょっぴり酔ってましたので、違っていたらご容赦を!)
・・・他にも、ノビルや浅葱(あさつき)、蕗の薹なども頂いたのですが、
これだけの種類の山菜を、絶妙に調理なさる手腕(と根気!)、
いつもながら、深く感激しつつ、美味しくお酒を頂きました♪
それにしても。
山菜には、ほろ苦い物が多く、子供のころは苦手でしたが、
いつの頃からか、待ちわびてまで食べたいと思うようになりました。
いわゆる、デトックス効果、があるそうな。
冬のあいだに溜め込んだあれこれを、体外へ排泄するための、と聞けば、
大人になってから身体が欲するようになった、ということも納得できます。
クサクサしていたものが消えるときには、心は大いに揺られますが、
身体のなかから悪いものが消えていくときの、あの妙な感覚を我慢するのは、
それでも生き続けていける、という自信を得るためかもしれません。
けれど、山菜のデトックス効果は優しくて、
心に潤いももたらしながら、最後のクサクサをすべて流し去ってくれたようです。
山へ分け入り、山菜を取ってきてくださる方々や、
食べられるものを探し伝えてくれてきた先人へも感謝しつつ、
今年もきちんと長い冬を越えられたことを、
ありがたく感じながら、夏を迎える支度を始めます♪