キャンドルの恩返し
ながくながく、ごぶさたをしておりました。
うっかりこのブログへのパスワードを忘れてしまいそうなほどのながい時間。
それでも、時おり訪れてくださっている方の存在を感じ、嬉しく思っていました。
いつも気にかけてくださって、ありがとうございます。
キャンドルを灯す毎日でした。
灯せないほど忙しく、疲れ果てて寝るだけの日もありましたが、
今夜は、ようやく自分の心が自分の身体に戻ってきたような不思議な感覚です。
今夜の灯かりは、そんな灯かりです。
今日は素敵な出逢いがありました。
本当にひさしぶりに新しい場所へ出向いていき、たくさんの言葉を交わしました。
自分のなかのハードルを越えて、自分の心をオープンにしていくと、
相手も心を開いて言葉を返してくれる、そんな素敵な出逢いでした。
たとえば、暮らす環境が違うとか、年代が違うとか、
実は、はじめはとても気になって仕方がなかったのですけれど、
それはそれで新鮮だったり、刺激にさえなったり、
そんな違いを楽しむ気持ちが自分のなかに戻ってきたことも、嬉しい発見でした。
そんな出逢いが嬉しくて、感謝の気持ちをどう伝えようか、と考えたら、
わたしにはキャンドルがあるじゃないか、いや、キャンドルしかない・・・と。
こんな気持ちが、まだわたしのなかに小さく、でも確かに灯り続けていたことも、
この出逢いが気付かせてくれたことのひとつです。
残念なことに、まだ新しいキャンドルをつくるほどの余裕はないので、
今あるキャンドルをプレゼントさせていただいたのですが、
とても素直に喜んでくださったり、誉めてくださったリアクションも嬉しくて、
また制作したいな、と改めて感じたりしています。
楽しいことばかりではない日々のなかで、
つらく悲しいことばかりを見つめ続けてしまいました。
それでも、辛抱強くわたしを待っていてくれた人たち、
わたし自身があきらめようとしても、あきらめないでいてくれた力強い存在。
つらく悲しいことばかりの日々のなかでも、
小さな楽しいことを見つけて、大きな幸せに育てていこうと思います。
消えそうなか細いキャンドルだって、ワックスを足すことで炎を大きくできるように、
これからは、自分自身に愛情をたっぷり注いで、いつかは恩返ししたいと思います。