ETERNAL-FLAME

~ 寝ても醒めても キャンドルのことばかり ~

『ao akua』

 

すっかり忘れてしまっていましたが、ひとつ宿題がありました。

2015年のキャンドルクラフト展に出展した作品をご紹介していなかったのでした。

ブログの下書きフォルダのなかに、用意してあったというのに・・・

すでに灯した画像をご紹介していて今さらですけれど、ご紹介いたしますね(笑)

 

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アオ アクア。

響きが美しいですよね、ao akua。

ハワイの言葉で「虹」のこと、らしいです。

きっと、彩雲のような、聖なる光をあらわすのでしょう。

 

 

いつか、虹のモチーフのキャンドルを作りたい。

そう初めのころから思っていまして、

『Natale』の製法をアレンジしているうちに、

ふと虹色を重ねてみようと思いついて作ってみました。

 

虹といえば、やはりオズの魔法使いの「OVER THE RAIBOW」。

制作中も、ながい待ち時間に鼻歌まじりでいましたら、

気付いてしまったのです、

トラブルがレモンドロップスのように溶けていっていることに。

 

「悲しみとともに生きていってください」というような言葉を、

かの村上春樹さんも、よくアドバイスされていますが、

しっかりと向き合ったなら、

いつかは悲しみだって、溶けていくこともあるかもしれませんね。

 

レモンドロップスのように、悲しみがちいさく溶けてしまって、

わたしが見つけたのは、青い鳥、というより、希望、でした。

このキャンドルができあがったとき、

やはり、このキャンドルにも、そんな気配が感じられました。

 

 

これはきっと、灯したほうがきれいだね、と、

ネーミングをつけてくれるときに、相方が言いました。

作るのに必死で、まだ灯していないときでしたから、

驚きましたが、たしかに、その通りのようです・・・悔しいですが(笑)